「明日の教室」は、2007年に池田修先生(京都橘大学教授)と一緒に、学級づくり、授業づくりに悩む若手教員や教師志望の学生の学びの場として発足した研究会です。
2019年からは、特定非営利活動法人として、親子体験講座の開催等、活動内容を広げてきました。
しかし、コロナ禍で、肝心の教員向けセミナーに関しては、なかなか対面で集まって話を聞く場を持てないままになっていました。まだ、コロナは終息していませんが、2022年度からは、以下のような内容で、密にならない人数設定を守りながら、対面でのセミナーを開催していくことを決断しました。
2022年度は、学期ごとにテーマを設けてセミナーを開催していくことを考えています。
一学期は、「学級づくり」です。大切になってくるのは、「教師の言葉」だと考えています。様々な角度から、教師の言葉というものを学んでいきたいと思います。
二学期は、「授業づくり」です。今、「学習者主体の授業」が求められています。では、学習者主体の授業とはどのようなものが考えられるのか。小中高大それぞれの先生をお招きし、具体的な実践からその学習を探っていきたいと思います。
三学期は、「学校づくり」です。ここ数年、魅力的なカリキュラムや体制を備えた学校が設立されてきました。その現場で起きていることを学びながら、これからの学校づくりを考えていければと思います。
是非、多くの先生方にお集まりいただければと思います。どうぞ宜しくお願いします。
第1回 4月23日(土)
教師は、子どもたちに向けて一日中話をします。言わば話すプロです。しかし、現状はどうでしょう?若い教師からは「子どもたちが話を聞いてくれない」という悩みをよく聞きます。私たち教師は、教え方については学んできましたが、話し方については特に学んできたわけではありません。話すプロと言われる職種の方は様々いらっしゃいますが、今回、登壇いただくのは、噺家の方です。
噺家は「落語」を語って聞かせます。オチも知っているのに何度も聞きたいと思わせるにはどんな技があるのでしょう?実際に落語を聞きながら、その技を学ばせていただきます。
https://peatix.com/event/3157361/view
第2回 5月21日(土)
鈴木恵子先生は、数年前に「伝説の教師」として登壇いただき、「子どもの力を引き出す魔法の学級経営」という本も出版させていただいた先生です。鈴木先生は、その授業を見た有田和正先生が「日本一の授業だ」と絶賛されたという逸話を持つ先生です。ここ数年、教育界は驚くほどの速さでいろいろなモノが入り込んできました。そんな今だからこそ、鈴木先生の言葉から今一度、不易流行ということを考えていく場としたいと思います。そして、「教師にとって本当に大切なもの」を学んでいきたいと思います。
https://peatix.com/event/3157385/view