さて、「学校のCMをつくろう」という実践を行ったのは、5年生を担任していた時の事でした。
そう、社会科の「情報」に関わる単元を扱った授業でした。
この年だと思うのですが、CECのホームページに私の実践が残っていました。図工の授業を中核に、ICTを活用したものです。クレヨンを使って、ゴッホの作品の模写に取り組んだりして楽しかった記憶があります。
たぶん実践校になっていて、実践報告をしなければならなかったのだと思います。
よくもまあ、こんなに手を広げられたものだ。
それで、この授業がもとになったのかどうかは覚えていませんが、とにかく歌って踊るのが好きな子どもたちだったのです。
女子たちは、休み時間ともなると、当時流行っていた「モーニング娘」の音楽を流しながら踊っていました。当時は何の違和感も感じませんでしたが、いやあ、何をやってるんだか・・・ですね(笑)。
ただ、それで終わらず、自分たちの歌や踊りをみんなにも見てほしい、聴いてほしいと言い出し、勝手にチラシを作って、全学級に配り出したのです。
最初は、「昼休みに音楽室で発表するので来てね」といった感じ。歌の伴奏は、私がギターを弾きました。で、モーニング娘の歌や踊りもあって。
そのうち観客の子どもたちが増えすぎて音楽室では入りきらなくなって、体育館でやるようになりました。しかし、よくそんなことやってたなあ・・・。
藤川大祐先生には、勤務校の総合的な学習の研修会もお願いしていました。何をしたらいいのか全く分からない現場の教師に、こう話されました。
「文科省は、環境だとか福祉といったようなテーマを設定していますが、まずは、先生方や子どもたちの好きなこと、興味があることをやってみて下さい」
それを聞いた私は、
「だったら、うちのクラスは音楽やなあ・・・」
と思ったわけです。
で、子どもたちに、
「音楽をもっとやってみる?」
と聞いてみたところ
「やりたい、やりたい。踊りもやりたい。先生、ダンスを教えてくれる人に来てほしい」
というわけです。さすがに、私にダンスを教えてくれと言わない当たり、よく分かってる(笑)。
でもねえ、ダンサーの知り合いなんていないわけです。
そんなの無理だろうと途方に暮れてしまいました。
その子どもたちとのやりとりを学級懇談会の場でお母さん方に話しました。
すると、数日後、学級のお母さんから連絡が入ったのです。
「先生、ダンスを教えてくれそうな方、知っています。お会いになりますか?」
今日は、ここまで。以下、次号に続く・・・です。
話は変わって、昨日のワークショップ、私はカメラマン役を担っていたのですが、これが昨日のベストショット・・親子が同じ課題に取り組み、対等に意見交流する。