8月12日 普通に感謝せねばと思った帰省

娘も同行する帰省は久しぶりのこと。

いつも車の後部座席でポツンと座っている愛犬も娘と一緒ということでおとなしく座っている。休憩場所では嬉しそうに散歩。

 

 

いつものように墓参りを済ませ、その後、少し足を延ばして「あしぎぬ温泉」でゆっくり。地元の刺身等を買い込み、実家に戻ると母の様子が少し変。

先週、姉の一家が帰省していたので、その疲れが出たようで、膝の具合も最悪で思うように歩けない様子。

夕食は普通に食べていたので、早くみんなで寝ることにしたのだが、朝になっても母の調子はいまひとつ。

翌朝、一人暮らしの母をどうしたものかと悩みながら、愛犬と朝の散歩。

 

 

 

朝も母は普通に起きてきて、一緒に食事をしたのだが、何だかボロボロご飯を落としてしまい、何だか変な感じ。

妻が「お母さん、しんどいみたいだから横になった方が・・・」と、ベッドまで手を引いて横にならせる。「お母さん、熱があるんじゃないかな」と言い出し、体温計を取り出し計ってみると、何と39.8度を示している。

これは駄目だと思い、救急車を呼ぶことに。

電話後、すぐに救急車が来てくれていろいろ状況を聞かれる。

話しながら、コロナ感染等、最悪のことが頭をよぎる。

妻に救急車に同乗してもらい、私は救急車の後をついて病院まで。

母は検査のために病院内へ。私と妻は病院外にビニルで隔離されたスペースで待つように言われた。1時間ほどして、「コロナではありません。肺炎です。お入りください。」と言われ、母が寝ている処置室に通される。

病院に着いた時は、熱は40.2度あったそうだ。

母は酸素吸入や点滴を受け、少し落ち着いた様子だった。そこから再度、いろいろ検査を受け、入院することになり、いろんな用紙に記入する。

 

実家に帰り、近所の方に状況を説明したり、明日来てもらう予定になっていた寺の住職に入院したことを伝えたり、親戚に説明したり・・・。

その後、実家の掃除をして、冷蔵庫の中を整理して、家の鍵や財布などを鞄に入れて再度病院へ。受付で鞄を渡してもらうようお願いして、ひとまず終了。

最後にもう一度親戚に行き、諸々お願いをして、田舎を後にする。

 

運転しながら、夜に母が言っていた言葉を思い出す。

「あんたら、今、幸せやな」

私と妻は顔を見合わせて「ああ、幸せだよ」と答えた。

・・・・大きな不満もなく普通に暮らせていることに感謝せねばと思った帰省となった。

また、近いうちに帰ることになるんだろうな・・・。