今日は重陽の節句ということで、夕食後、因んだ和菓子で抹茶をいただく。
金曜の夜は夫婦で抹茶を楽しむようになって、もう一年以上になる(と思う)。
金曜日は、私が和菓子を買って帰る。
勤務校の近辺には和菓子の名店がいくつもあるので買うのに困ることはない。
今日から、数日の間だが、4年生の国語の授業を行うことになった。
授業を離れて数年たつし、ましてや、勤務校では社会科専科として授業してきたので国語の授業をするなんて、ほんとに久しぶりのこと。
昨日、「授業をしてほしい」と言われ、聞けば、学習単元は「ごんぎつね」。
まあ、この年で「できません」とは言えず(笑)、「はい、分かりました」と返事をしたものの、いきなりプランが浮かぶわけもなく、とりあえず「ごんぎつね」を読んで、全体計画を立ててみる。
けれど、途中交代することは決まっているので、私らしさなどは出さず、ありきたりの授業パターンを使いつつ、学習集団を壊さないようにして、でも、ちょっとは子どもたちが楽しいなあと思ってもらえる授業を目標にすることにした。
そのために3つのことを行うことにした。
① ノートは毎回集め、丸付けを行い、書くことへの意欲が高まるようにする。
② 座席表をもとに発表ができたかどうかをチェックしていく。
③ どんな授業をしたかをメモし、担任にひき継ぐようにする。
今日は「1」の場面を範読。子どもたちには聞きながら「形式段落」に番号を書き込むようにさせた。
範読後、「設定を確認しよう」(担任の学級通信に「一つの花」の学習で場面ごとに設定を確認していったといったことが書かれていたので、使うことにした)と指示。
「いつ?」「どこで?」「誰が(登場人物)?」「何をした?」といった感じ。
面白かったのは「誰が?」。
(子どもたちは範読後、本は閉じさせている)
「きつね!」
「こぎつねだよ!」
『そうそう。こぎつねって書いてあったね』
『こぎつねの「こ」は漢字で書かれていました。どんな漢字だった?書ける人!』
「?」
『あのさあ、先生、ほらさっき自己紹介で犬を飼ってるっていったでしょ。こ犬っていうよね。じゃあ、こいぬって漢字で書ける?』
手を挙げ、女の子が書いてくれた。「子犬」と。
で、「あっ、先生、分かった!」と言って、ほかの子が、
「子ぎつね」。
『なるほど、じゃあ、教科書を見てみよう』
「あれっ、先生、小ぎつねって書いてある」
『ほんとだね、子ぎつねと小ぎつねって、同じなのかなあ』
まあ、こんな感じ。
発表の仕方と聞き方の指導も少し行いました。
45分ピタリで授業終了。
当たり前だが、私は絶対に授業は延長しない。
時間を守ることを見せた上で、子どもたちにも時間を守らせる。
授業できるのは、あと4日ほど。できることをしっかりやろうと思う。