定年退職間際の今から3年前。
ほんと不安だった・・・自分はどうなるんだろう、何ができるんだろうって。
その時、不安でいろんな本を読んだんだけど、その中の一冊に「60歳からの教科書」(藤原和博著・朝日新書)がある。
その中で藤原氏はこう言われている。
「60歳は第二の成人だ・・・。
しかもこれまでの経験を活かせる有利なオトナのリスタートだ。
60歳からの自由時間は8万時間をラクに超える。
どう使うかは、あなた次第。
まずは、自分の希少性に気づくことから始めよう。」
そして、もう一人。その生き方が気になったのが、糸井重里さん。
肩ひじ張らずに悠々と楽しそうに生きている感じがとても気になったのです。
良くも悪くも、60歳で、もう一度仕事について考えることができることが分かった。できれば、このお二人を参考にして・・・なんて考えた次第です。
希少性といっても、教育に関わって生きてきたのだから、それしか能がない。
でも、糸井重里さんのように、自分のアンテナを活かしながら気の合う人と一緒に何かができるといいな。
学校という場がなくても、教育に関わることはできるはず。
そんなことを考え、再雇用として働きながら、新たな自分の生き方の模索を始めた。
今年、いくつかのプロジェクトを立ち上げました。
そして、既に何人かの方に「一緒にやりませんか」とお声掛けを始めています。
みんなが、いい学びだったなあ、楽しかったなあ・・・と思えるようなことを気の合う方々と一緒にやる。これが、この3年間でたどり着いた私のリスタートです。
今も不安だけど、「60歳は第二の成人だった」と胸を張って言えるような生き方をしていきたいなって思っています。
ふうっ、今日は定時に退勤できたので、帰宅後、昨日、届いたCDを聴く。
ウィントン・マルサリスの「スタンダード・タイム」。
やっぱりジャズはいい。聴きながらぼんやりいろんなことを考える。
明日は、もう木曜日。今週は早いなあ。