4月13日 「疑いながら、自信を持って」か・・・

午前中、娘を連れて病院へ。

韓国で倒れて頭を打ち、痛みが取れないというので、念のため。

いろんな検査をしていただき、終わったのは13:00。

異常は見られないということで、一安心。

 

午後から久しぶりに庭掃除。

合間に読書。「7.5グラムの奇跡」(砥上裕將著・講談社)を読み終える。

やっぱり、砥上さんの描く世界はグッとくるものがある。

以下のやりとりに自分の仕事を重ね合わせ、何度も読み返す。

 

「勉強しなければいけないことはいっぱいあるし、己惚れては駄目だけれど、まったく自信を持っていないというのもプロとしては良くないことだよ」

そう言うと、大きな欠伸をした。

「それってすごく難しいことのような気がします」

「もちろんそうだよ。でも、その自信と疑いの間でバランスを取って、一つ一つの仕事に向かっていくことが大切。どっちかだけじゃ駄目。どっちもあるとミスが減る」

「大変ですね」

僕がそう言うと、広瀬先輩は笑った。

「大変だよ。でもそれが仕事だから。疑いながら、自信を持って。さあ、患者さんだよ」

 

今夜は、娘のリクエストに応えて、ポテトサラダとハンバーグ。

かなり手際よく作れるようになってきました。

 

4月12日 保護者の方への御挨拶

朝、立哨。

いつもの階段横の桜は葉桜へ。

立哨後、少し付近を歩いてみると、見事な桜が。

今日は、今年度、最初の参観・懇談会。

参観授業をほんの少しずつだけど見て回る。

参観授業後、学級懇談会の前に校長と副校長(私)の御挨拶をZoomで行う。

私からの話は以下のような感じ(私は話すときは基本、何も見ずに話すので、多少の言葉の違いはあったかもしれませんが・・・)。

 

「こんにちは。副校長の糸井登です。どうぞ宜しくお願い致します。校長とともに4月1日に本校に着任しました。ですので、まだ着任して10日あまりですが、この間、子どもたちや先生方を見ていて、気づいたことをお話したいと思います。

まずは、子どもたちです。毎朝、学校の前で子どもたちの登校の様子を見ながら、挨拶しているのですが、子どもたちの挨拶が素晴らしいです。このことは始業式で子どもたちにも伝えたのですが、ほんとに丁寧に挨拶をしてくれるんです。これが当たり前のことになっていることに伝統校の素晴らしさを感じています。

 

次に、先生方です。毎日、時間をかけて子どもたちに寄り添った授業を考えておられる。今日の参観授業も少しずつ見て回りましたが、板書も含めてどのクラスもしっかり準備された授業が展開されていたと思います。こういった授業、子どもたちに対する言葉かけなど、これも伝統校の力だなと感じています。

 

といったように伝統校としての本校の力に感服する日々を送っている次第です。

ですが、伝統校としての力に頼るだけでなく、更なる成長を続けていかなければなりません。そこで、今年度から、学校長からの話にもありましたように、ICTを活用した教育に力を入れていきたいと考えています。

それは子どもたちのICT活用だけではなく、教員のICT活用、学校自体のICT活用といった具合に様々な面での方策を考えていきたいと思います。

もうご覧いただいていると思いますが、4月1日から本校のHPが新しくありました。今後は、学校HP上で、「学校だより」や「学年だより」等を順次アップしていき、紙での配布を廃止していく所存です。不便を感じられるかもしれませんが、HPにアップすることで、いつでも、どこでも見ていただけるようになります。

 

伝統を活かしながら、新たな成長を続けて参ります。どうぞ、宜しくお願いします。以上で私の御挨拶を終わります。」

 

 

 

4月11日 ウロウロ歩き回る日々

学校の中をウロウロ歩き回る。

学校の周りをウロウロ歩き回る。

そんな日々。

 

昨日から数分ずつ先生方の授業を廊下から見る。

まだ、ドアを開けて教室の中には入らない(入れない)。

素敵な先生が何人もいらっしゃる。

先生の表情ではなく、子どもたちの表情を見る。

 

まだ何も言えない。

まだ始まって10日とも言えるし、10日もたったとも言える。

朝は異様に早く目覚める。

3:00には目覚め、考え事をして、また寝て、17:30頃には起き上がる。

考えて、考えて、・・・それをいったん白紙にして学校に向かう。

そんな日々。

 

帰宅して、レコードを聴くのが癒しの時間。

今週も明日で終わり。

うーん、たいした仕事ができてないなあ・・・。

まあ、しばらくは悩み続けようと思う。

 

4月10日 ちょっと得した気分

朝の立哨2日目。

快晴!

学校近くの階段を降りてきたところが、私の立哨の場所。

桜を見上げながら、のんびり30分の立哨は、ちょっと得した気分。

前任校での立哨は、地下鉄の改札付近でしたから、春を感じることはなかったですから・・・。

 

帰宅して、届いた本を見てびっくり。

Amazonで新品ではなく、「非常に良い」とされた中古品で注文した一冊。

どう見ても新品でした。

砥上裕将さんの「線は、僕を描く」と「一線の湖」がすごく良くて、早く次の作品が読みたいと思っていたところ、この本の存在を知り、注文した次第だ。

で、ページをめくって、またびっくり!

何とサイン本でした。

砥上さんは水墨画家でもあるので、とても美しいサイン。

ちょっとどころではなく、すごーく得した気分。

今日もいい一日でした・・・。

4月9日 違和感は学びと捉えていくべし

学校って同じように見えて、ほんとに学校ごとにいろんなことが違う。

その違和感を学びと捉えていかなければ駄目だ。

前任校と比較して、前の方が良かったと思うのは、単に自分が慣れていたからに他ならない。そのような違いが生じたのは、それなりの理由があってのことだ。

そのことを考えながらも、今回は、管理職なので、「先生方にとってどうなのか」という一点で善し悪しを判断していかなければならない。・・・そう思う。

今日は、入学式。

1年生2クラスの学級指導の時間をそれぞれ2分程度覗くことができた。たった2分でも見えてくるものはある。それをフィードバックしていなかったことに、今、気づいた。明日、きちんとお伝えしなきゃね。一言で言うなら、素晴らしかったです。

午後は、お祝いの和菓子と一緒に珈琲を淹れて飲む時間をやっと持てた。

放課後は、校長室の本棚に気になる一冊を見つけ、借りてくる。

凄いなあ・・・。今は、もうこういう本を出版することは難しいんだろうな。

職員室で少しずつ読もうと思います。

何せ、河井寛次郎さんが暮らしていた地域の学校ですから・・・。

4月8日 4月の「明日の教室セミナー」が近づいてきました

4月の「明日の教室セミナー」は、生成AIについてです。

講師の池田修先生の日本文教出版のWeb連載も始まりました。

教育現場での生成AIの活用 第1回 ~生成AIに触れてみる~|学び!とICT|まなびと|Webマガジン|日本文教出版

学校が始まってバタバタの時期だとは思いますが、是非、ご参加ください。

お申し込みは、以下のサイトから!

https://peatix.com/event/3895287/view

 

 

4月8日 「楽しいこと」より「楽しみなこと」がたくさんある方が人生は幸せ

電車の中で「いつもの木曜日」(青山美智子著・宝島社)を読む。

最初の「早朝マーブルカフェ」に書かれた言葉にくぎ付けになった。

 

「楽しいこと」より「楽しみなこと」がたくさんあるほうが、人生は幸せなんじゃないかと思う。だってそうだろ、「楽しみ」には「楽しい」も含まれていてお得だし、自分で用意することもできる。そしてここがわりとかんじんなところなんだけど、まだ起きてないことを「楽しみだなあ」って思える想像力が、未来を創っていくものだと思う。

ほんとだなあって思う。

「楽しみだなあ」って思える想像力が、未来を創っていく。

とっても大切なことを朝から考えさせてもらえた。

青山美智子さんの書かれるものはどれも素敵でお薦めの作家さんなのです。

 

そんな思いに浸りながら学校着。今日は始業式。

「先生、まだ子どもたちへの挨拶も終わってないですし、立哨は明日からですね」

という教頭補佐の先生の言葉に、

「いや、今日から立哨に行くよ。誰だか分からない状態で、子どもたちがどんな反応を見せてくれるのか、是非とも見たいから」

と答え、桜の咲き乱れる階段下の場所に立ち、子どもたちを待つ。

どうだったと思います?

なんと、ほとんどの子どもたちが、立ち止まって丁寧に挨拶をかえしてくれました。

凄い学校だあ・・・一人感動していました。

 

やっと、子どもたちに会えました。

「楽しみなこと」がたくさんあります。

だから、とっても幸せなことだなあと思いながら過ごした一日でした。