4月21日 逆に鍛えられています

「とにかく算数の問題集をやらせてください」

というのが算数科の先生からいただいた来週の授業へのオーダー。

「わかりました」と返事をしつつも、うまくいくイメージが全く沸かない。

頭の中に浮かんでくるのは、先に先に進もうと猛スピードで問題を解いていく子、分からずぼんやりしている子、やる気がない感じで何となく解いている子等々。

じゃあ、どうしたらいいのかなあ、と悩みつつ、結局は自分で決めた授業のパターンにできることを落とし込んでいくことにした。

まずは、「説明」。この単元で分かっていなけりゃいけないことを確認する時間だな。教科書の大事な説明の箇所をパワーポイントの画面に書き込んでいく。板書とこの画面を使うことで、15分かな。

次は、「練習」。問題集の中から基本問題を抜き出して、練習プリントを作成する。これをグループで解いていかせる時間をとる。ここで解いた問題は、あとで問題集を解くときにそのまま写せばいい。学び合う時間を確保することで、一緒に学ぶ楽しさを感じさせたい。これで、15分。

残り、20分は個人で問題集に取り組む時間。机間巡視する中で、子どもたちをサポートすることにしょう。

こんな感じで来週の算数の授業の準備を進めた本日。

 

今年は、「初任者研修」の担当をさせていただいています。
初任者といっても、本校での勤務が初任というだけでベテランの方も多いです。ですから、まあいろんな学びの機会を企画しよう程度の気持ちでした。

一昨日、1回目の研修がありまして、「何か要望はありますか?」とお聞きしますと、「授業を見てほしいです。見ていただいて、直すべきところがあればガツンと言っていただきたいです」との意見が出されました。

「そうですか。分かりました。じゃあ、見に行きますね。でも、指導案とかそんなものは一切いらないです。普通に授業をされているところを突然見に行きますね。」と返事をしました。

で、昨日、今日、お一人ずつ授業を拝見しました。まあ、それぞれ20分程度ですけど。これは、逆に私が鍛えられますね。

それぞれの先生に、気づいたことをA4用紙一枚分にまとめてお渡ししました。これから毎日一人ずつ授業を拝見し、お手紙を書くことを続けていくようにしたい。

まあ、がんばってみます。

 

帰宅すると、一冊の本が届いていました。

いつも献本いただき、ありがとうございます。この本、とても気になっていたので楽しみです。「見取り」とてもとても大切なことだと思っています。