今日は、楽しみにしていた関西学院初等部へ。
というのも、今年は初任者研修を担当することになったのです。
ただし、私学の初任者研修ですから、私学が初任というだけでベテランの方も多いのです。なので、1年の研修をどう構成しようかなと悩んでいたのですが、研修予算もついているので、
① 丸一日学校を空けないで行ける学校視察を何度か行う。
② この人に!、という方に来ていただいて話をしていただく。
この2つを中心に据えて、「やれ、研究授業がどうのこうの・・・」というのはやめておくことにしました。
まあ、授業については私が見て気がついたことを少しずつ負担がない範囲でアドバイスしていけばいいかと思いまして・・・。
で、学校視察の一つ目を関西学院初等部にしたのでした。宗實直樹先生に無理を言ってお願いをしたわけです。
中休みに学校出発。今回の参加者は私を含めて4名。
関西学院初等部に行くのは初めてでした。本校からは電車を乗り継いで、1時間半ほどでした。
いやあ、素敵な校舎でした。いたるところに東山魁夷の絵が飾られていて、大興奮でした。私が「凄い、凄い」と連発するも、どうやら他の教員はさほど驚いていない様子で、それが不思議でなりませんでしたが・・・。
宗實先生の4年生社会科の授業と石田先生の5年生社会科の授業を見せていただきました。非常に勉強になりました。
お二人の授業を見せていただいて、共通して素晴らしいなあと感じたことが3点ありました。
まず、1点目は、子どもたちの発言が授業の中心に据えられていたことです。子どもたちの発表の間に教師の発言が入る感じです。視点や論点を明確にするために、教師の合いの手が入るといったところかな。
2点目は、授業がこの1時間で完結しない構成になっていること。そうすることによって、授業と授業の間に自然に子どもたちの探究(追究)が始まるようになっている。宗實学級の自学ノートの面白さもここに大きな要因があるのだろうなと思いました。
最後の3点目。これが一番大切なのかもしれない。お二人とも、ほんとに楽しそうに授業されていました。宗實先生に至っては笑いっぱなし(笑)。素晴らしい。
本当にいい授業を見せていただきました。
書きたいことはたくさんあるのだけれど、それは直接、酒でも飲みながらまた今度・・・と思います。