先日、デュオセミナーの懇親会で土作先生と話をしたとき、
「糸井先生の名前を方々で聞くよ」
「えっ?何ですか、それ」
「○○先生でしょ、△△先生でしょ・・・・」
ああ、それは教育実習でうちの学級に入ってくれた学生(今は先生)や、若い頃、明日の教室に通ってくれた先生の名前でした。
みんなそれぞれの場所で頑張ってるんだなって思うと、とても嬉しかったです。
で、今日は、そんなこともあったからだろう、きっと。
夕方に18年前になるかなあ、一緒に学年を組んだ先生に電話をかけてみた。えいやっ、とね。
彼は、病休(心の病)で休まれることになった隣のクラスの担任としてやってきた。初めての担任業務だったのだけれど、本当に一生懸命だった。
その後、教員試験に受かり・・・頑張っている様子は風の噂で何となくは知っていた。
今年になって、妻の知り合いの方から「本当に素晴らしい先生なの」という話を聞き、嬉しくて、嬉しくて・・・。
そうか、あれから頑張り続けてくれていたんだなって・・・。
18年ぶりに電話越しに聞く声は昔の彼の声そのもだった。
「いくつになった?」
「46歳になりました」
ちょうど、彼と出会った頃の私の年齢でした。
「あのさあ、授業を見せてくれないか。どれくらい腕を上げたのか、見たい」
「はい」
今年度中に彼の授業を見に行こうと思う。
・・・楽しみでならない。
帰宅すると、注文していたジャック・ジョンソンのCDが届いていた。
早速、聴きながら読書。「ひとつむぎの手」(知念実希人著・新潮社)。
一人泣きながら読む。こんな教師でありたいな・・・そう思わせてくれた一冊。是非、読んでみてください。