5月27日 学校という場で自分が使えるお金を確保する方法①

以前、池田修先生(京都橘大学教授)から

「糸井さん、どうしたら学校で助成金を得ることができるのかを書いたらいいよ」

と言われたことがあった。

その分野で言えば、私は突出した存在であったかもしれない。でもなあ、そんなことを書いてもなあ・・・と今まで書いたことはなかった。

でもまあ、どういう経緯で、どこからお金を捻出し、何してきたのかを書いてみるのも面白いかなと急に寝る前に思い立った。

 

もう随分前のことなので、きっかけは何だっけかなあと思い出すと、そうそうソニー教育財団だったっけと思い出した。

そこで、ソニー教育財団のホームページを久しぶりに見て、さてさて私が実践を書き上げ、勤務校が受賞したのはいつだったけと検索してみると、

 

1999年 第44回ソニー教育論文 努力校(宇治市立小倉小学校)

2000年 第45回ソニー教育論文 優良校(宇治市立小倉小学校)

 

という記録を発掘することができた。

この記録を見た時、

「そうだ、これがスタートじゃない。その前にまだあったぞと思い出したのが、CECでの実践でした。当時、私が勤務していた小倉小学校というのは特筆すべきものが二つあって、その一つは文科省の指定を受けた今風に言えばICT教育の先進校でした。そして、もう一つ、全国的に有名だったのが、空き教室を活用したデイサービスが学校の中にある小学校ということでした。」

なので、1999年。今から23年前ですから、私は40歳です。何とICTの研究をしていたのです。CECの助成を受けて、取り組んだ実践をネット上に見つけました。

 

Ûð¬u¢Emèàv

 

この実践は、図書館用の本にも掲載されました。「総合的な学習 どんどん情報通信」(ポプラ社)という本です。懐かしくなって、納戸を探して発見しました。

 

 

右の方に掲載されているマンガと文章はクラスのN君の作品です。彼の授業日記が面白くて、そのまま掲載してもらいました。

彼のマンガの才能は素晴らしくて、いつも授業をマンガにしてくれて、そのクオリティーの高さに感動していました。

 

そうそう、CECは実践に関して資金援助してくれたのです。

そうか、学校に頼らなくても、資金援助をしてくれるところはあるんだということを経験したのが、発端だったのです。

そして、それがソニー教育財団への応募につながったのでした。

 

とりあえず、今日はここまで。